2011年6月16日木曜日

北京~上海高速鉄道

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● 毎日中国経済より



毎日中国経済 2011年06月16日
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/politics_economics_society/276731/

北京~上海高速鉄道の最新車両、電力消費は乗客1人当たり片道48kWh

【新華社】 6月末に開通する北京~上海を結ぶ高速鉄道「京滬高速鉄道」に投入される車両は、南車青島四方機車車輌股フン有限公司が開発した次世代車両で53%を占める。

同社は京滬高速鉄道向けに46列を納入予定。
8両編成の「CRH380A」と16両編成の「CRH380AL」の2つの規格がある。
時速380キロで走行した場合、乗客1人当たりの電力消費量は100キロ当たり3.64キロワット時となり、航空旅客機の10%、小型乗用車の20%、大型バスの50%にとどまる。
京滬高速鉄道を使って北京~上海間を移動すれば、1人当たりの電力消費量は片道約48キロワット時となる。









CRI online 2011-06-13 13:41:36
http://japanese.cri.cn/881/2011/06/13/141s176340.htm

中国鉄道省、北京上海間高速鉄道の安全性を強調



中国鉄道省の胡亜東次官は、13日、北京上海間高速鉄道の開通に伴う記者会見で
「北京上海間高速鉄道の技術は先進的で完成したものであり、プロジェクトの質は高い。
災害や事故などに対して様々な緊急措置と予防策を備えており、運行の安全性は保障できる」
と強調しました。

5月11日から北京上海間の高速鉄道では、1500本以上の列車がテスト走行し、
走行距離は200万キロを越えています。
テスト走行の結果を踏まえて、関連部門はさらに調整を進め、レールの安定性や列車の快適さなどを向上させました。




CRI online 2011-06-16 14:24:26
http://japanese.cri.cn/881/2011/06/16/201s176508.htm

北京―上海間高速鉄道、最短発車間隔は10分

中国鉄道部運輸局によりますと、まもなく開通する北京と上海を結ぶ高速鉄道について、一番早い始発時間は午前7時、最終は午後11時30分です。
運行当初の最短発車間隔は10分。
北京南駅発上海虹橋行の直行列車は毎日2往復が走ります。
時速300キロとなる列車のチケット値段は、市場ニーズによって5%ほど調整されます。

北京―上海間の高速鉄道は当初は列車の本数が90本で、うち時速300キロが63本、時速250キロが27本となります。
夜間、4時間の設備修繕の時間が予定され、夕方に出発し朝方に着く列車は運行しません。




asahi.com 2011年6月16日14時26分
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201106160296.html

北京-上海高速鉄道、地震対策も万全 揺れ検知で緊急停止

6月末に開業する北京と上海を結ぶ高速鉄道「京滬高速鉄道」には、全方位の災害監視システムを備えられている。
中国鉄道部の胡亜東副部長は13日、地震の危険を監視するため、地震監視サプシステムを初めて導入したと説明した。
14日付中国紙「京華時報」が伝えた。

災害監視システムは、
▽.風速監視サブシステム、
▽.雨量観測サブシステム
▽.地震観測サブシステム
▽.異物侵入監視サブシステム
などからなり、運行中に地質災害に関する情報を随時監視し、必要な措置を図る。
うち地震監視サプシステムは地震が発生すると、震動波を直ちに検知し、列車を減速または停止させる。

胡副部長によると、京滬高速鉄道の全線には地震観測点が「計31カ所」設けられており、地表の不規則な揺れを検知すると、列車の電力系統、信号系統に指令を直接出して、減速または停止させる。

風速監視サプシステムは、瞬間風速がある程度に達すると、その情報が発信局に送信され、発信局が運転手に減速を指示する。
京滬高速鉄道には風速観測点が「計167カ所」設けられているという。

北京交通大学軌道交通制御・安全重点実験室の唐涛主任(室長)によると、積算雨量が300ミリメートルを超えると、運行が難しくなる。
京滬高速鉄道には雨量観測点が「計50カ所」設けられており、300ミリメートルに達すると、列車が緊急停止する仕組みになっているという。



台湾の高速鉄道のニュースがありました。


 Techinsight Japan 2011年06月16日10時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/5637971/

【アジア発!Breaking News】
台湾新幹線が10年以内に運行不能に?!深刻な地盤沈下が原因。

2007年3月に開業した台湾高速鉄道(高鉄)。
台北―高雄間を最短約90分で結び、ビジネスはもちろん、観光客にも旅程の幅が広がる便利な手段として利用されている。
しかし、その高鉄が10年以内に運行不能になる可能性があるという。
原因は雲林県、彰化県の地盤沈下だ。

13日、行政院公共工程委員会が明らかにしたところでは、
「地下水汲み上げの問題が解決されなければ、10年以内に運行ができなくなる恐れがある」
という。

これまで地盤沈下の主な原因として挙げられていた農業用水の汲み上げ。
高鉄路線の近くにあった井戸はほとんどが閉鎖されたが、地盤沈下の緩和には繋がらず、委員会では農業用水の汲み上げが主因ではないと見ている。

高鉄の調査によれば、雲林、彰化では毎年7、8センチメートルのスピードで地盤沈下が進んでおり、高鉄が補強作業を続けている。

車体はJR西日本とJR東海が共同開発した新幹線700T系をモデルに、台湾の地理や気候を考慮して設計されたようだが、鉄道への考慮は十分だったのだろうか。
5千億元を投入して9年がかりで完成した高鉄。
その寿命が14年では、国民は納得するまい。
一刻も早い原因究明が求められる。



● 台湾高速鉄道




[◆ その後、サーチナニュースから拾ってみました]



サーチナニュース 2011/06/10(金) 12:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0610&f=national_0610_090.shtml

中国政府「北京・上海高速鉄道に安全上の問題ある。極めて危険」

中国政府・鉄道部の胡亜東副部長は9日、開業を目前にした北京-上海を結ぶ高速鉄道「京滬高速鉄路」には9つの安全上の問題があり、いまだ解決できていないと説明した。
極めて危険という。
中国新聞社が報じた。

■「中国の鉄道高速化・高速鉄道」写真特集

高速鉄道の安全を脅かしているのは法律やルールを無視した周辺の動きという。
胡副部長が挙げた「9つの問題」は以下の通り。
以下、「高速鉄道」は「京滬高速鉄路」を指す。

1). 「安全保護区」に指定されている路線周辺に大量に非合法な建築物が存在する。
2). 線路敷地両側200メートル以内に、爆発性がある危険物の生産、取り扱い箇所がある。
3). 線路敷地1キロメートル以内に鉱山・採石場などがあり、爆破作業を行っている。
4). 線路をまたぐ橋などで、重量制限の表示がないものがある。
過積載・速度超過・車線違反などで運転する自動車も多く、自動車や橋が線路上に落ちる危険がある。
5). 線路周辺で土砂の採掘や地下水のくみ上げを行っている場合がある。
線路の基盤に損傷を与えたり、地盤沈下を発生させるなどで、安全性に対する脅威になっている。
6). 高速鉄道周辺で(別の)工事をしている業者と(高速鉄道)運営会社が連絡を取り合っていない。
安全基準を満たさない工事もあり、高速鉄道線の安全の脅威になっている。
7). 高速鉄道の防護柵などが壊されたり、一部設備が盗まれる現象が発生している。
高速鉄道の下を通る道路で、過積載、高さ制限超過、速度超過などの車両が、高速鉄道の橋げたを破壊した場合もある。
8). 高速鉄道の上にある橋や道路では、落下物防止の保護柵や保護網が設けられている。
各地の道路管理部門が責任を持つはずの、管理や維持が行われていない。
9). 高速鉄道の周辺には「安全保護区」が設けられることになっているが、各地方政府の作業が遅れている。
「安全保護区」の標識も設けられていない場合がある。

**********

胡副部長によると、「京滬高速鉄路」そのものについては、専門家による評価が行われ、問題なしと判断された。
現在は総合的な安全評価を進めており、6月下旬には開業するという。





サーチナニュース 2011年06月22日16時49分
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0622&f=national_0622_164.shtml

手抜きだらけの高速鉄道、作った技術者「恐くて乗れない」=中国

香港紙の苹果日報は21日付で
「技術者が乗らない中国の高速鉄道…腐敗横行、温家宝も潔白を示すため右腕を切り落とす」
と題する記事を掲載した。
人民日報陜西分社の杜峻暁社長が指摘した技術面における問題を改めて紹介し、温家宝首相も“右腕”である秘書2人を処罰せざるをえなかったという、深刻な腐敗問題にも焦点をあてた。

杜社長によると、中国では高速鉄道の建設に携わった技術者が
「自分は絶対に乗らない。
親友にも乗らないように勧める」
と公言する場合がある。
安全面で自信が持てないからだ。

先進国の高速鉄道では、建設後に地盤の沈降など各種の問題点が出現することが「想定内」であり、開業してもすぐに本格的な高速運転をしない。
一定の時間をかけて調整した上で、本来の性能を生かした運転を始める。

中国の場合、短期集中方式で建設し、開通してすぐに高速運転を始める。
しかも、建設は測量・設計・施工を同時に進行させるという、場当たり的な方式で、工期の都合で3種の作業のいずれかに「しわよせ」が及ぶ場合があるという。

安全問題に輪をかけているのが、汚職の問題だ。
だれかが不正に利益を得た分、手抜き工事などで費用を浮かせていると考えるのが自然ということになる。

最も典型的なのは、中国政府で鉄道建設の責任者である劉志軍・鉄道部部長の汚職による失脚だ。
劉前部長は、高速鉄道建設に絡む汚職で、不正に8億元(約99億2600万円)を得たとされる。

また、中国高速鉄道の父と呼ばれた政府・鉄道部の技術部門トップ張曙光総工程師も2月28日に、汚職の疑いで身柄を拘束でされた。
張容疑者は不正に得た金のうち、同類の事件では過去最高の海外で28億ドル(約2246億円)を預金していたとされる。

海外の一部報道によると、温家宝首相の“右腕”である秘書2人も高速鉄道建設に絡む汚職に一定の関係があったとみられ、温首相は自分が無関係であることを示すためにも、6月中旬までに処分を認めざるをえなかったという。




サーチナニュース 2011/06/07(火) 12:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0607&f=national_0607_133.shtml

高速鉄道の安全に疑問、関係者「100年乗っても大丈夫」=中国

北京と上海を結ぶ京滬高速鉄路は6月末に営業運転を開始する。
2008年4月の正式着工で、当初は
「5年間の工期」と発表された。
着工から開業まで3年に短縮されたとして、安全性に対する疑問の声も出はじめた。
関係者は
「100年間、走らせつづけても安全性は確保できる」
などと説明をしている。
中国新聞社が報じた。

北京鉄城建設監理有限公司の李克賢服総経理によると、安全性確保の重要な要件になるのが、線路の沈降を抑制することだ。
そのため、京滬高速鉄路では
「100年間における沈降が5ミリメートルであること」
を基準とした。

全線の8割は橋梁(きょうりょう)または高架であり、基礎杭を深さ54メートルにまで打ち込むなどで、沈降を防いだ。
それ以外でも、地面をあらかじめ加圧して
「先に沈降させてしまってから線路敷設」
という技術も導入した。
開業後の線路沈降を予防するという。

もうひとつ、安全確保の障害になるのは路線内への侵入や落下物だ。
京滬高速鉄路は人や家畜の侵入防止を想定して、全線を柵で「密封」した。
落下物については、鉄道の上を道路が横切る立体交差などすべてに監視カメラや赤外線探知機を設置し、落下物があり次第、近づいている列車に緊急連絡するという。


やはりちょっと怖そう。
相当、無理して造ったような感じがする。
新品同様時はいいが、年の経過とともにあちゃこちゃがガタガタになって来そうな気がしている。



日本経済新聞 2011/6/22 22:50
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E0E2E4EB8DE0E0E2E4E0E2E3E39494E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000

中国版新幹線の最高速度下げ「安全に問題」 元幹部が暴露

6月末に開業する北京・上海高速鉄道の最高時速が350キロから300キロに引き下げられた原因について、中国鉄道省元幹部の周翊民氏は安全問題があったと明らかにした。
中国経済紙の21世紀経済報道が22日までに報じた。
汚職で更迭された劉志軍・前鉄道相が世界1位に固執し、安全性を損なっても速度を優先して350キロに無理に設定したと話した。

高速鉄道の技術について、鉄道省は自主開発したとしているが、周氏は日独の技術だと指摘。
350キロで走行して事故を起こした場合、日独メーカーは責任を負えないと表明しており、
鉄道省も自前で解決できないとの見方を示した。


300キロでも危なそう。
通常は250キロ走行くらいで収まるのかもしれない。


そして特許申請をするという。
やることがなんともエゲツない。
大人の風格」がまるで感じられない。
ガマグチの中の小銭を数えているようなチマさ。


47NEWS 2011/06/24 13:00   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062401000582.html

中国、米で新幹線の特許申請検討 日本が技術供与

【上海共同】中国の英字紙チャイナ・デーリーは24日までに、中国版新幹線の車両を製造している国有企業「中国南車」が、米国で特許申請を検討していると報じた。
中国版新幹線は川崎重工業などから技術供与を受けた経緯があるが、同社幹部は「独自技術だ」と主張。
米国での高速鉄道受注に弾みを付ける狙いとみられる。

同社は時速380キロで走行可能な「CRH380A」の特許申請を検討。
幹部は、この車両の前身となった車両について、日本から技術供与を受けたことは認めたものの「380Aは日本のものとは異なる」と強調した。
車両の台車や先頭部のデザインなどに独自技術があるという。


これでは世界に嫌われる。



サーチナニュース 2011/06/24(金) 10:57
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0624&f=national_0624_105.shtml

無人列車を毎朝運転し「本当に大丈夫か確認」

中国政府・鉄道部の胡亜東副部長は23日夜に行った北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄路」の開業スケジュール発表で、同路線の安全性を強調した。
毎日始発電車の前に乗客を乗せない“無人列車”1往復分を運転し、線路の安全確認を行うという。
中国新聞社が報じた。

■「中国の鉄道高速化・高速鉄道」写真特集

胡副部長は、同路線について
「技術は成熟しており、工事の質もしっかりしている。
運行にあたっての安全性は信頼できると保証する」
と強調。
安全確保の具体策として
▽.「夜間に4時間以上をかけて路線の安全点検」をするとともに
▽.「おおむね10日に1度は測定用列車を走らせ、線路の全面的な“健康診断” をおこなう」、
▽.「電車を毎日検査する。さらに走行距離と時間にもとづく定期検査を厳格に実行する」

などと述べた。

毎日の点検では、
「始発電車の前に乗客を乗せない列車1往復分を運転し、線路の安全確認を行う」
と述べた。

中国国民の多くは当初、自国の高速鉄道建設に、大きな誇りを感じていた。
「日本の新幹線を抜いた」との主張も見られるようになった。
しかし 2011年2月に、政府・鉄道部の劉志軍部長が高速鉄道建設などに絡む汚職により失脚。
国高速鉄道の父と呼ばれた政府・鉄道部の技術部門トップ張曙光総工程師も汚職の疑いで身柄を拘束されたことなどで、風向きが変わった。

それまではJR東海の葛西敬之会長が中国の高速鉄道について「外国の技術を盗用」、「安全を軽視」などと発言したことに猛反発が発生していたが、汚職発覚という“身からさび”の事態で、「手抜き工事が行われているのではないか」との懸念が現実味を帯びた。
「京滬高速鉄路」以外の高速鉄道路線では、手抜き工事が実際に行われていたことが明らかになっている。

胡副部長は、国民を安心させようとして「安全性」をことさらに強調したが、人々がどの程度納得したかは疑問だ。
「京滬高速鉄路」の一番列車は30日午後3時に出発する。


なにか、ヤバソーという感じなのだが、大丈夫だろうか。
通常コワイのは数年あるいは十年ほどたった後にでてくる地盤沈下や車両の構造疲労なのだが。
何しろ1,300キロの長さがある。
どこで何が起こってもおかしくないといったところだろう。


TBSニュース
 




レコードチャイナ 2011-06-29 05:41:35 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=52398

中国の高速鉄道、時速350キロは独自技術
=「でっち上げ」証言に反論―中国鉄道部

2011年6月27日、北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄道」の開業を控え、中国鉄道部の元幹部が「『独自技術で最高時速350キロを達成』はでっち上げ」と証言した問題で、同部のチーフエンジニアがこれに真っ向から反論した。
28日付で新京報が伝えた。

中国鉄道部の元副チーフエンジニア、周翊民(ジョウ・イーミン)氏が証言した。
それによると、汚職で逮捕された劉志軍(リウ・ジージュン)前鉄道部長の在任中、中国の高速鉄道が「独自技術で最高時速350キロ」を達成したと公表したが、実は独自技術というのは全くのウソで、外国から導入した技術の安全基準である時速300キロを無視し、何の裏付けもないまま時速を引き上げていたというもの。

これに対し、中国鉄道部のチーフエンジニア、何華武(ホー・ホアウー)氏は
「事実ではない」
と否定。
中国の高速鉄道列車は完成まで「導入、消化、吸収、再革新」という道のりをたどっており、まずは時速200~250キロの技術をもとに独自技術で時速350キロを実現させ、さらにそこから時速380 キロでの走行が可能な新世代の高速鉄道用車両を開発したと反論した。

また、間もなく開業する京滬高速鉄道の最高時速を300キロに引き下げる理由について、中国鉄道部の王勇平(ワン・ヨンピン)報道官は
「国民のニーズに合わせる、輸送能力や収益を高める、コストを節約するなどの問題を考慮したため」
とし、
「技術的に追いつかず、安全上の問題が起きたためではない」
と強調した。
何氏も
「開業当初は300キロで妥当だ。
今後、徐々に350キロで走行できる条件が整ってくる」
との見方を示している。



TBSニュース






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