2011年6月11日土曜日
ガソリンエンジンはどこまで進化するか
● ダイハツ「イース」 Response.jp より
昔の話だが
「
すべての車がリッター20キロの目標を持つようになる。
技術的に対応できないメーカーは市場から消える。
エコカーと軽自動車が全盛になる。
リッター30キロは可能か、エコカーも四苦八苦する。
リッター40キロはどうか、これは無理、ほぼ全滅する。
」
と、述べたことがあった。
ついに、リッター30キロの時代に突入したようです。
『
サーチナニュース 2011/06/09(木) 11:28
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0609&f=business_0609_054.shtml
リッター30kmのガソリン車で、「第3のエコカー」競争が加速
ハイブリッド車(HV車)に肩を並べるほどの超低燃費ガソリン車が、今年は相次いで発売される見通しだ。
世界的な原発見直しから、原油価格が高止まりしている中にあって、ガソリン1リッターで30kmも走行可能なガソリン車が発売される。
■「ハイブリッドカー(HV)」に関する写真
6月末に発売されるマツダ の「デミオ」は、マイナーチェンジで1.3Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を搭載することによって、リッター30km(10・15 モード)を実現。
さらに、9月には10・15モードより一段と厳しい燃費基準である「JC08モード」でリッター30kmを実現したというダイハツ の「イース(排気量0.66L)」が登場する予定だ。
JC08モードでリッター30kmとは、ハイブリッド車の代名詞であるトヨタ の「プリウス(同1.8L)」に迫る燃費性能になる。
自動車業界では、HV車、電気自動車(EV車)などのエコカーの開発が活発だが、ガソリン車でもリッター30kmが実現したことによって「第3のエコカー」ともいえる競争が新たに始まったといえる。
さらに、ダイハツの「イース」は排気量660ccの軽自動車ながら、車両価格が80万円以下で発売予定とされており、「プリウス」やホンダの「フィットHV」などの半値以下の価格になる。
「燃費で選ぶ」という新しい時代の選択肢で比較すれば、その価格優位性が抜きん出ている。
日本での「エコカー」のブームは、トヨタが「プリウス」の普及タイプを投入した2009年5月から本格化。
HV車で約200万円の価格設定で人気が爆発し、新車販売台数が20ヶ月連続でトップの座を獲得するほどになった。
2009年2月に発売されたホンダの「インサイト(同1.3L)」は同年4 月にHV車として初の月間販売台数1位を獲得。
この2車種がリードして、HV車のブームをもたらした。
これは、従来型の普通乗用車(排気量 1.6~1.8L)の燃費の中心がリッター10km程度であったものを、電池モーターとの併用によって、リッター30kmを実現したためだ。
このようなHV車ブームは、さらに進んだエコカーとしてガソリンを使用しないEV車の開発競争をも促進。
三菱自動車 <7211>7211の日足チャート の「i-MiEV(アイ・ミーブ)」、日産自動車 <7201>7201の日足チャート の「リーフ」などの開発につながった。
そして、経済産業省など国の機関も、環境性能に優れた車を「環境対応車(エコカー)」として選定し、「エコカー減税」を実施することによって「エコカー」の普及を促した。
一方、ガソリン車の分野でも、車体の軽量化やアイドリングストップなどの機能を搭載して燃費の向上を実現し、リッター20km以上などの高い燃費を実現してエコカー減税の対象車種を増やしていった。
こうした「エコカー」の開発競争の中で2011年は、ガソリン車でリッター30kmを実現した車種が誕生する。
6月末に発売されるマツダの「デミオ」が実現したリッター30kmは、ホンダの売れ筋HV車である「フィットハイブリッド(同1.3L)」と同等の燃費。
ガソリン車がHV車と肩を並べる燃費を獲得した画期的な商品だ。
車体価格は、フィットハイブリッドの159万円に対して、デミオは140万円と、HV車市場に競合するガソリン車として攻勢に出る。
さらに、今年9月中には発売が予定されているダイハツの超低燃費車「イース」は、「JC08モード」と言われる厳しい燃費基準でリッター 30kmを実現するという。
JC08モードでリッター30kmをクリアできているのは、現在はトヨタの「プリウス」だけであり、「イース」はHV車を超えたガソリン車と呼ばれるようになるかもしれない。
この「JC08モード」とは、従来行なわれてきた「10・15モード」より一層厳しい基準で、省エネ法の改正によって2011年4月からカタログ表示に使用することになった基準。
「10・15モード」が、エンジンが温まった状態による計測だったことにくらべ、「JC08モード」は、エンジンが冷えた状態からのスタートで測定する値も加えて判断され、一般的に10~15%程度数値が悪くなるといわれている。
たとえば、「10・15モード」でリッター30kmの「フィットハイブリッド」は「JC08モード」ではリッター26km、「デミオ」は同25kmになる。
自動車の燃費への関心は、年々値上がりを続けているガソリン価格によって、より切実な問題になってきている。
新興国の経済発展が原油などの有限資源の需要を押し上げ、一度値上がりした価格帯が定着してきている。
「リッター30km」の車は、ガソリン価格の値上がりという状況に対応する上でも大きなアピールポイントになる。
燃費基準が一段と厳しい「JC08モード」への切り替えで、「リッター30km」に届かない場合は、さらなる改良を重ねて燃費の向上が図られることになろう。
「リッター30km」の燃費がガソリン車でも実現可能であることが明らかになっただけに、HV車に加えて「第3のエコカー」ともいえる超低燃費ガソリン車も交え、激しい開発競争に発展しそうな気配だ。
』
『
ダイハツ e:S : DigInfo
』
究極のエコカーの両雄はマツダのスカイアクテイブエンジンとダイハツ「イース」。
では、そのマツダは。
『
20110609 マツダ 新型デミオ発表 :究極のガソリンエンジン開発
』
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