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● スーパーコンピュータ「京」
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AFPBBNews 2011年06月21日 07:11 発信地:東京
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2807629/7400057?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
理研と富士通のスパコン、世界ランキング1位に
【6月21日 AFP】理化学研究所(RIKEN)と富士通(Fujitsu)は20日、共同開発中の次世代スーパーコンピューター「京(けい)、K」が同日発表のスパコン世界ランキング「Top500」で1位になったと発表した。
同ランキングで日本のスパコンが世界1位になるのは、2002年6月から2004年11月までトップに君臨し続けたNECの「地球シミュレータ(Earth Simulator)」以来。
1秒当たりの計算速度は8162兆回(8.162ペタフロップス)で、前年11月の同ランキングで1位になった中国・国立スーパーコンピューティングセンター(National Supercomputing Centre)のスパコン「天河1号A(Tianhe-1A)」の2566兆回(2.566ペタフロップス)を3倍以上も上回った。
両社は、「京」の活用で「シミュレーション精度や解析計算速度が飛躍的に向上し、例えば、高効率な太陽光発電に資する新材料開発の加速、防災計画に資する精密な気象予測や地震・津波影響予測など、産業応用から国土・国民の安全に関わる幅広い分野において大きな貢献が期待される」と述べている。
神戸にある理研の研究所で2010年10月に始まった「京」の構築は現在も進行中で、2012年6月までに完成する予定。現時点で6万8544個の CPUと672筺体で構成されるが、完成時には8万個以上のCPUを搭載し、最高性能10ペタフロップスを目指すという。(c)AFP
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TBSニュース
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japan.internet.com 2011年6月21日 07:20
http://japan.internet.com/webtech/20110621/6.html
富士通と理研のスパコン「京」、世界最速を記録
富士通と理化学研究所は2011年6月20日、共同開発中のスーパー コンピュータ「京(けい)」が演算速度ベンチマーク テスト LINPACK で8.162ペタ フロップス(PFLOPS)を記録し、2011年6月版スーパー コンピュータ世界ランキング「TOP500 June 2011」で世界1位になったと発表した。
日本製スーパー コンピュータが世界最高速と認められたのは、NEC /海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」以来7年ぶり。
現在の京は、8コア プロセッサ「SPARC64 VIIIfx」6万8,544個を672台の筐体(きょうたい)で連携させた構成。
演算速度 8.162PFLOPS とは、浮動小数点演算を1秒間に8,162兆回処理することを意味する。
京は演算速度だけでなく実行効率の面でも優れ、
「世界トップ クラスの大規模スーパー コンピュータとしては驚異的に高い実行効率93.0%」
を達成しているという。
2012年の完成時には、毎秒1京回の浮動小数点演算を処理できる速度 10PFLOPS を達成する計画。
2位は前回(2010年11月版 TOP500)1位だった中国人民解放軍国防科学技術大学(NUDT)/中国国立スーパーコンピュータセンターの「Tianhe- 1A」(2.566PFLOPS)、
3位は同2位だった米国 Cray /米国エネルギー省(DOE)の「Jaguar」(1.759PFLOPS)。
4位は中国。
日本勢では、5位にNEC /米国 Hewlett-Packard(HP)/東京工業大学の「TSUBAME 2.0」(1.192PFLOPS)が入った。
トップ10は、米国勢が最多の5システムを占め、次いで日本と中国がそれぞれ2システム、残る1システムが9位に入ったフランス Bull / フランス原子力庁(CEA)の「Tera-100」(1.050PFLOPS)。
今回初めて上位10システムすべてが 1PFLOPS 以上の性能を記録した。
なお、2004年6月版 TOP500 で1位だった地球シミュレータは、現在後継機「SX-9/E(通称「地球シミュレータ2」)」が運用中。
演算速度は122.40テラ フロップス(TFLOPS)で、67位となった。
TOP500 June 2011の上位10システム
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富士通と理研のスパコン「京」、世界最速を記録
世界最高速となった京(出典:富士通)
富士通と理研のスパコン「京」、世界最速を記録
京の内部
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asahi.com 2011年6月21日
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201106210005.html
「2位」じゃダメだった、スパコン世界1位に、理研と富士通が発表
理化学研究所(理研、野依良治理事長)と富士通(山本正己社長)は、共同で開発している京速コンピュータ「京」が世界1位になったと発表した。
ドイツのハンブルクで開催している「第26回国際スーパーコンピューティング会議(ISC'11)」が6月20日に発表した「第37回TOP500リスト」で明らかになった。
日本のスーパーコンピュータが1位になるのは、04年6月の「地球シミュレータ」(NEC)以来。
「京」は設計から製造まで、すべて日本国内で完成させた純国産のスーパーコンピュータ。
システムは、整備途中段階できょう体数672、CPU数6万 8544個の構成だ。
今回は、「京」の整備途中段階での性能を確認するために「TOP500リスト」の作成に用いているベンチマーク・プログラム「LINPACK」による計測で、第37回ランキングに登録。
2位を大きく引き離す8.162ペタフロップス(毎秒8162兆回の浮動小数点演算数)を達成し、世界1位に輝いた。
「京」の開発は、文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)」計画に基づいている。
2012年11月の供用開始時には、CPUハードウェア8万個以上を搭載し、10ペタフロップスを目指す。
「京」の実行効率は93.0%で、高性能ながら低消費電力のCPUを搭載した800台以上の計算きょう体を大規模ネットワーク(インターコネクト)で接続し、高性能・高信頼性を追求している。
今後、高効率の太陽光発電を行うための新材料開発やシミュレーション、防災計画策定での気象変動予測など、幅広い分野での利用を想定している。
理研機構長で次世代スーパーコンピュータ開発実施本部の平尾公彦副本部長は、
「東日本大震災で、非常に大きな被害を受けた方々に希望を与える意味で、世界1位の意義は大きい。
わが国の原動力はものづくりにある。『京』を日本復活の起爆剤にしたい」
と述べた。
発表日は、富士通の76回目の創立記念日に当たる。「京」は2006年度から開発を開始。
東日本大震災で部品製造協力会社が被災するという困難に見舞われたが、開発は続行。
単に高性能だけでなく、省電力、高信頼で使いやすいシステムという相反する要素を実現する挑戦を続けてきた。
富士通の間塚道義会長は、
「この世界一を日本の力にしたい。富士通は、計算化学のさらなる発展、日本の科学技術、産業競争力の強化に貢献したい」
とコメントした。
また、理研理事長で次世代コンピュータ開発実施本部の野依本部長は、
「開発パートナーである富士通と、プロジェクトにかかわる関係各社が一体となって取り組んだ結果だ。
スーパーコンピュータは国家基幹技術として、気象予測など、広い意味での国家安全保障に不可欠だ。
利活用によって社会変革がもたらされる。
あらゆる分野で積極的に活用してもらうために、整備に最大限の努力をする」
と話した。
「TOP500リスト」は、スーパーコンピュータの性能を定期的にランク付けし、評価するプロジェクトで、1993年に開始された。毎年6月と11月の2回、最新順位を発表している。
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2011年06月21日12時00分 [ⓒ 中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/009/141009.html?servcode=300§code=330
日本がスパコンランキングで7年ぶりに首位奪還・・・韓国は?
日本の富士通と理化学研究所が共同開発中のスーパーコンピューター「京」が世界で最も速いスーパーコンピューターとなった。
ドイツ・ハンブルグで開催された国際スーパーコンピューティングカンファレンスで20日に公開された「世界500大スーパーコンピューターランキング」で「京」が1位となった。
日本のスーパーコンピューターが1位になるのは2004年以来7年ぶり。
順位は毎年6月と11月の2回にわたり発表される。
「京」は性能試験で1秒当たり8160兆回の演算処理を達成した。
これは昨年11月のランキングで1位となった中国・天津国家スーパーコンピューティングセンターの「天河1A」より3倍以上速い。
日本の国家プロジェクトとして進めている「京」の開発には1120億円が投入される予定で、2012年度に「京」の開発が完成すれば、1秒当たり1京回の演算処理ができる見通しだ。
「天河1A」は2位となり、
3位は米国オークリッジ国立研究所の「ジャガー」が入った。
一方、韓国は昨年気象庁が構築したスーパーコンピューター3号機の「ヘダム」と「ヘオン」それぞれ20位と21位となり、韓国科学技術情報研究院(KISTI)の4号機が26位を記録した。
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レコードチャイナ 2011-06-25 16:32:48 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=52328&type=1&p=0&s=no#t
日米中スパコン大戦が開幕、
日本が世界一を奪還も中国は数で勝利―中国紙
環球時報は
「中日米スーパーコンピューター大戦開幕、米国も3位に甘んじるつもりはなし」
と題した記事を掲載した。
日本のスーパーコンピューター「京(けい)」がこのほど計算速度世界ランキングで1位を獲得した。
従来の1位は中国の「天河1号A」。
2010年 11月に世界一の座についたが、半年あまりでその座を奪われた。
「京」は「天河1号A」の3倍という高性能を有する。
日本の1位奪回は2004年の「地球シミュレータ」以来7年ぶりとなる。
もっとも日進月歩の業界だけに今後も続々と従来の性能を塗り替えるコンピューターが登場するのは確実だ。
米IBMはイリノイ大学に「京」を上回る性能を誇るスーパーコンピューターを建設中。
中国も世界一の座を奪われたとはいえ、計算速度トップ500にランクインしている数は62台と米国に次ぐ2 位。
台数では日本を圧倒している。
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前掲の記事によれば
「トップ10は、米国勢が最多の5システム、次いで日本と中国がそれぞれ2システム、残る1システムが9位に入ったフランスの「Tera-100」(1.050PFLOPS)。
今回初めて上位10システムすべてが 1PFLOPS 以上の性能を記録した。」
とある。
スーパーコンピュータとは「1PFLOPS 以上の性能」ということが目安となっているらしい。
そして、その半分はアメリカというから、やはり底力はアメリカだろうか。
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