2011年6月26日日曜日

「ここはどこ、わたしはペンギン」

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● コウテイペンギンはペンギンの中でも最大種であり、最も南に分布します。
南極大陸の周辺に群れをなして生活しているのですが、1羽だけ道を間違ったのか、なんとニュージーランドに現れたそうです。
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らばQ 2011年06月24日 10:52
http://labaq.com/archives/51676399.html

うっかりしてた!
南極のペンギンが間違ってニュージーランドにたどりつく
南極大陸の周辺に群れをなして生活しているのですが、1羽だけ道を間違ったのか、なんとニュージーランドに現れたそうです。




ニュージーランドのビーチに犬の散歩に来ていたクリスティ・ウィルトンさんは、まぶしく光る白いもの見つけました。
よくよく見てみると、ぽつんと1羽だけで立ち尽くしているコウテイペンギンだったのです。

ニュージーランド自然保護省の報道官は、最初にコウテイペンギンが現れたという話を聞いた時は信じられず、アシカなど別の動物だと疑ったそうです。
しかし現場に到着すると、紛れもなくコウテイペンギンだったそうで驚いたと言います。

以前にコウテイペンギンがニュージーランドで確認されたのは44年も前だと言い、非常に珍しいケースであるそうです。

コウテイペンギンは成長すると身長122cm、体重34kgまで育ちますが、この迷子ペンギンはまだ80cm程度で、生後10ヶ月くらいとみられています。


ペンギンの専門家によると、イカなどのえさを追いかけているうちにターニングポイントを見誤り、仲間とはぐれて北へ北へと進んできたのではないかとのことです。

道を迷って現れたと簡単に言うには、すごい努力のいる距離を泳いできた気がします。





CNNニュース 2011.06.26 Sun posted at: 14:27 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003188.html

NZに南極ペンギンが漂着、44年ぶり 生存危うく

(CNN) ニュージーランド南島の海岸に先週、南極に生息するコウテイペンギン1羽が漂着する珍事があった。
獣医が地元テレビに明らかにした。
同国内で野生のコウテイペンギンが発見されたのは過去44年間で初めて。

体重約27.2キロのペンギンで、地元メディアは「ハッピー・フィート」の愛称を付けている。

ただ、海岸の砂や棒きれなどをエサにしていることもあり、病気で重体状態に陥って生き残れる確率は50%だという。
首都ウェリントンの動物園に運ばれたが、2度の手術を受けている。

ニュージーランド通信によると、クライストチャーチにある国際南極センターのペンギン飼育者は、体が弱っていることから南極から約3200キロの距離を泳いできたとみている。
生存の可能性については楽観的になれないとも述べた。


ニュージーランド国立博物館の陸生脊椎(せきつい)動物園長は、このペンギンが砂などを口にしていることについて、体温を低下させるため雪や氷を摂取するペンギンの習性の表れと指摘している。

地元紙ニュージーランド・ヘラルドによると、動物保護当局者らはウェリントンの動物園で「ハッピー・フィート」を他のペンギンと一緒にすることや、南極に戻すのも病気のまん延につながる恐れがあるとして反対しているという。





AFPBB News 2011年06月27日 18:02 発信地:ウェリントン/ニュージーランド

体調を崩した迷子のコウテイペンギンを救え!一流医師が手術 NZ

【6月27日 AFP】
生息地の南極から3000キロ離れたニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)に近い浜辺で発見されたが、その後体調を崩していたコウテイペンギンの「ハッピーフィート(Happy Feet)」を救うため、同国トップクラスの医師が招集され、27日にウェリントン動物園(Wellington Zoo)で手術を行った。

手術を行ったのは、普段は人間を治療しているジョン・ワイエス(John Wyeth)医師。
ニュージーランド消化器病学会(New Zealand Society of Gastroenterology)元会長で、ウェリントン病院(Wellington Hospital)消化器科の責任者だ。
ワイエス医師はハッピーフィートののどから入れた内視鏡で、消化器に入っていた小枝や石、砂などを取り除いた。
医療スタッフ6人がワイエス医師を支援した。
手術は2時間に及んだ。

ワイエス医師は「記憶に残る経験だったよ」と語った。
「(ペンギンの)体の構造に詳しくなかったものだからね。同じ治療を人間に行うのであれば10分で終わるよ」

■ハッピーフィートはいつ南極に帰れるのか?

ニュージーランドでコウテイペンギンが確認されたのは史上2羽目。
「ハッピーフィート」というのは、発見場所の地元住民たちがつけたニックネームだ。
若いオスとみられている。
南極のコウテイペンギンは暑いときに雪を食べるが、ハッピーフィートは暑さに耐えかねて浜辺の砂を食べて体調を崩し、24日にウェリントン動物園に搬送されていた。

同動物園の獣医長、リサ・アルジラ(Lisa Argilla)氏によると、ハッピーフィートは術後の経過は良好だが「予断を許さない状況」だという。

コウテイペンギンは本来、氷点下の天候で暮らしているため、アルジラ氏たちは砕いた氷を敷き詰めた、空調の効いた屋内でハッピーフィートを保護している。
最も良い選択肢は、ハッピーフィートが健康を回復したら亜南極の海域に返し、自力で泳いで南極に帰ることを祈ることだとアルジラ氏は語る。

しかし、ハッピーフィートは南極からニュージーランドまでという長距離を泳いだことや、消化器に傷を負ったために体重が減っており、野生に戻す準備がまだできていない。
「いつまでかかるかというのを述べるのは難しいが、おそらく1~2か月程度だろう」
と、アルジラ氏は記者団に語った。(c)AFP/Neil Sands




AFPBB News 2011年06月30日 07:13 発信地:ウェリントン/ニュージーランド

迷子のコウテイペンギン、故郷へ泳いで帰ることに NZ

【6月30日 AFP】
生息地の南極から3000キロ離れたニュージーランドの浜辺で発見され、その後体調を崩していたコウテイペンギンの「ハッピーフィート(Happy Feet)」について、同国の専門家らは29日、南極に泳いで帰れるまでに体調が戻ったら海に戻す方針を固めた。

若いオスとみられるこのペンギンは20日、同国北島のウェリントン(Wellington)近辺の浜辺で発見された。
しかし、暑さに耐えかねて浜辺の砂や小枝を食べ、体調を崩してしまったため、ウェリントン動物園(Wellington Zoo)に搬送されていた。

その後、普段は人間を治療しているトップレベルの外科医も参加した3回の手術を経て、容体が安定してきたという。

ウェリントン動物園、ニュージーランド自然保護省(DoC)、マッセイ大学(Massey University)、そしてテパパ・トンガレワ(Te Papa Tongarewa)国立博物館の専門家らは29日、ハッピーフィートの今後を話し合うためにウェリントンに集結。
そしてコウテイペンギンの生息域の北限に位置する、ニュージーランド南東の南洋に放す方針を固めた。

DoCの報道官によると、動物園で飼育することや南極まで連れて行くことも検討されたが、コウテイペンギンを飼育するのにふさわしい施設はなく、また、現時点では氷上や海で過ごしているはずのコウテイペンギンを南極大陸に直接戻すことはふさわしくないと判断したという。

しかし、ハッピーフィートが帰国の途につくのはかなり先になりそうだ。
動物園の専門家は、ニュージーランドまでの長旅や砂を食べて内臓を傷つけたことでハッピーフィートの体重は激減しており、健康体に戻るまでには数か月かかるとみている。(c)AFP






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