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● 米ミズーリ川の氾濫で、周囲が水に漬かったネブラスカ州のフォートカルフーン原発=24日(ロイター)
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CNNニュース 2011.06.24 Fri posted at: 10:30 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/30003169.html
洪水で原子力発電所が浸水、監視続く 米ネブラスカ州
米中西部を流れるミズーリ川が氾濫し、ネブラスカ州にある2基の原子力発電所の一帯が洪水に見舞われている。
米原子力規制委員会(NRC)は23日、両施設とも安全対策は万全との見方を示し、たとえミズーリ川の氾濫が数週間続いたとしても、発電所に被害が出ることはないと強調した。
同州のフォートカルフーン原発は、既に敷地の一部が60センチの水に浸かった。
しかし原子炉や変圧器などの重要設備は防水壁で囲み、非常用のディーゼル発電機や送水ポンプ、土のう、消火装置などの設備も増強。
同原発は周辺一帯の洪水を受けて6月6日に「異常事態」を宣言、NRCが検査官を派遣して24時間態勢で状況を見守っている。
燃料補給のため運転は4月から停止中だという。
一方、フル稼働中のクーパー原発も19日に異常事態を宣言したが、現時点で敷地の浸水には至っていない。
NRCは、もし必要になれば同原発の検査官も増員する意向だとしている。
ミズーリ川は、上流のモンタナ、ノースダコタ両州で豪雨が続いた影響で増水し、下流の堤防が次々に決壊、周辺の住民に避難勧告が出されている。
フォートカルフーン原発を運営するオマハ電力公社はウェブサイトに専用ページを設け、放射性物質が放出された事実はないと説明するなど、デマの打ち消しを続けている。
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大雨による洪水程度でおかしくなるほど原発はヤワにはできていないだろう。
もし、この程度で問題が発生するようなら、アメリカの原発は直ちにすべて止めないと危なっかしく見ていられない。
しかし、こんな場所に原発などつくるべきではない。
福島のように「想定外」という事態は常に起こりうるということだろう。
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産経ニュース 2011.6.27 14:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110627/amr11062714240006-n1.htm
原発で非常電源作動 米ネブラスカ州 洪水で水流れ込む
米ミズーリ川の氾濫により周囲が水に漬かったネブラスカ州のフォートカルフーン原発で26日、防水のため設置された臨時の堤防が壊れ、施設内部に水が流れ込んで電源が一時失われたため、非常用のディーゼル発電機を作動させた。AP通信などが伝えた。
その後、外部から電気供給が可能となり、非常用電源は必要なくなった。同原発を所有するオマハ電力公社や米原子力規制委員会(NRC)は、防水措置は何重にも施されており、安全性に問題はないとしている。
同原発は燃料補充のため4月上旬に運転を停止。その後も、洪水の可能性が高まったため停止を続けている。
同原発一帯は6月中旬までに水に漬かった。東日本大震災後の津波で福島第1原発の事故が起きたこともあり、住民から安全性を懸念する声が上がっている。(共同)
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ロイター 2011年 06月 27日 12:45 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21899920110627
浸水被害の米ネブラスカ州原発、防水施設の一部が決壊
[ワシントン 26日 ロイター] ミズーリ川の氾濫で周辺一帯が浸水している米ネブラスカ州のフォートカルフーン原発で26日、防水施設の一部が破損し、原子炉格納建屋など重要施設の周囲にも水が迫った。
ただ、原子炉そのものに影響はないという。
米国原子力規制委員会(NRC)によると、現地時間午前1時25分ごろ、同原発の周囲に水入りの容器で築いた約600メートルの堤防の一部が決壊。増水していた水が、原子炉建屋や変圧器の周辺にも流れ込んだ。
オマハ電力公社は、燃料補充のため4月7日に同原発の運転を停止しており、NRCは今回の浸水でも使用済燃料棒冷却プールなどに影響はないとしている。
現場では浸水を受けて非常用ディーゼル発電機を稼働させたが、26日午後までに通常電源に戻したという。
NRCのヤツコ委員長は27日、同原発のほか、同じく周辺一帯が浸水しているクーパー原発の視察を計画している。
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CNNニュース 2011.06.27 Mon posted at: 09:51 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/30003193.html
原発の防水設備が一部決壊、洪水被害のネブラスカ州
(CNN) 周辺一帯が洪水に見舞われている米ネブラスカ州のフォートカルフーン原子力発電所で26日、浸水を食い止めるための防御設備の一部が決壊した。
同原発を運営するオマハ電力公社は、発電所が安全であることに変わりはないと強調している。
オマハ電力公社によると、決壊したのは水を詰めた容器で築いていた堤防で、容器に機械のようなものが接触して穴が開き、しぼんだという。
しかし
「発電所は引き続き防御されている。
(決壊したのは)補助的な、2次的なレベルの防御設備だった」
と広報は説明している。
同原発の運転は燃料補給のため4月から停止中。
ミズーリ川の氾濫により、補助建屋周辺など敷地の一部は既に浸水しているが、決壊した設備のほかにも水門などの障壁を設けて水をせき止めている。
設計上は、基準水面から最大約309メートルまで水位が上昇しても耐えられるという。
ミズーリ川の現在の水位は約306メートル。
同公社は、307メートルを超すことはない見通しだとしている。
ミズーリ川は、上流のモンタナ、ノースダコタ両州で続いた豪雨やロッキー山脈の雪解け水などの影響で増水し、下流の堤防が次々に決壊、周辺の住民に避難勧告が出されている。
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2011/06/23 09:46 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062301000238.html
米加州、新規原発賛成が大幅減少 地震多発地帯
【ロサンゼルス共同】米西部カリフォルニア州での新たな原発の建設を支持する同州の有権者は38%で、1年前の48%から大きく減少したことが、マーケティング会社フィールドリサーチ(サンフランシスコ)が22日に発表した電話世論調査の結果で分かった。
反対は44%から58%と大幅に増加した。
同州は大きな断層がある地震多発地帯で、二つの原発が稼働中。
東日本大震災に伴う福島第1原発の事故のほか、同州の太平洋沿岸部には震災による津波が到達したこともあって危険性が意識され、世論が大きく変化したとみられる。
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また、別の州では山火事も迫っているという。
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CNNニュース 2011.06.15 Wed posted at: 18:14 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/30003082.html
アリゾナ東部の山火事、史上最悪規模に
(CNN) 米アリゾナ州東部で発生し、隣接するニューメキシコ州に広がる山火事は、14日までに史上最悪の規模に達したとみられる。
山火事による焼失面積は両州で計19万ヘクタール。
これまでアリゾナ州史上最悪とされていた2002年の山火事では、同州ロデオ近郊で18万7000ヘクタールが焼失した。
火の手はさらに広がり続け、鎮火率は18%にとどまっている。消防当局者によると、同日までに建物32棟が損壊し、7人がけがをしたが全員軽傷だった。
予報では今後、北西の風が吹くとみられ、これまで被害のなかった南方への延焼が懸念される。
現場には4700人以上の消防要員が出動している。
同州では気温が高く乾燥した天気が続いているため、このほかに少なくとも4カ所で山火事が発生し、焼失面積は計10万ヘクタールに上っている。
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CNNニュース 2011.06.29 Wed posted at: 12:56 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/30003217.html
核研究施設に山火事迫る ニューメキシコ
(CNN) 米ニューメキシコ州で26日に発生した山火事が、核研究施設のロスアラモス国立研究所の敷地に迫り、周囲の住民らが不安を訴えている。
火災は私有地で発生し、サンタフェ国有林に広がった。
28日までに焼失面積は約2万4000ヘクタールに達し、付近に住む1万人近くが避難している。鎮火の兆しはみられない。
サンタフェ近郊ではこのほかにも落雷などによる山火事が複数発生し、乾燥した強風にあおられて延焼を続けている。
研究所は同市の北西約56キロに位置する。
マクミラン所長は28日の会見で、敷地内では27日に小規模な火災が発生したが消防担当者がすぐに消火したと述べ、危険物質はすべて適切に管理されていると強調した。
同日中に核安全保障局(NNSA)による放射能漏れ調査が予定されているとも語った。
ロスアラモスの消防責任者によると、山火事は研究所敷地の南端に達し、西方向からも迫っている。
研究所は一時閉鎖され、再開は30日以降となる見通し。
従業員には絶対に必要な場合以外は近付かないよう指示が出ている。
ニューメキシコ州のマルティネス知事は28日の会見で、同研究所について住民の安全にかかわる情報はすべて公開すると約束した。
また、火災予防のために7月4日の独立記念日やそれ以降の花火は避けるよう呼びかけた。
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史上最悪規模というのは「想定外」ということである。
想定外というのは、常に起こりうる、ということでもある。
自然は甘くない。
先般の竜巻は原発の直撃はなかった。
しかし、今後ないとはいえない。
おそらく、あの規模で原発直撃であったら、どうなっていただろうか。
想定外は必ず起こる、ということでもある。
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